あまり馴染みがないかもしれませんが、高品質なジェネリックの開発・販売に力を入れている会社、それがテバ製薬です。英語では「TEVA」と書き、イスラエルに本社を置く外資系企業です。日本には「テバ・ジャパン」という日本法人があり、テバ・ジャパンは大正薬品工業を含む4つの製薬会社の総称です。 ジェネリックの分野では世界No.1のシェアを誇り、日本国内でも虎視眈々と1位の座を狙っています。そんなテバ製薬とはどんな製薬企業なのでしょうか？
テバ製薬とは
テバ製薬は、テバ・ファーマシューティカル・インダストリーズのグループ会社で、抗がん剤などのジェネリック医薬品では国内3位の企業です。
他社と比べ生産する医薬品の品目数が非常に多く、自社薬品の約600品目に加え、約60社の受託生産も行い、合計1,000品目以上の医薬品を生産し、生産量は国内市場で1位です。
MRの年収は、20代で550万円、30代で500～650万円のようです。
職場環境は？
内資の老舗製薬メーカーと違い、どちらかと言えば挑戦的な取り組みを行うことが多いでしょう。品質管理などの部門によっては夜間シフトもあるため、その点は就職・転職前に確認してください。 そしてテバ・ジャパン最大の特徴と言えば、「若い人材が多い」ということです。特に20代の女性社員が多く、社内での出会いも多いのだそうです。実際、社内恋愛をしているカップルも多く、仕事を一生懸命するのはもちろんですが、ひょっとすると良い出会いに恵まれるかもしれません。 若い人材が多いため封建的な部分は少なく、仕事は比較的、効率的に進めることが可能です。そのためか、休日出勤がほとんどない会社であり、残業もあまりない会社として有名です。無駄な会議が少ないということでしょう。 しかし多くの社員さんは、福利厚生に少し不満を持っておられます。まったくないわけではないのですが、同業他社と比較すると劣ると言えます。しかも外資系なので、本社の意向で急に変更になる可能性も視野に入れておきましょう。
気になる年収は？
気になる年収ですが、やはり外資系であるためそれほど高くはありません。営業職以外の部署だと、一般的なサラリーマンと変わらない水準だと思ってください。しかし上記の通り、休日出勤がほとんどない、残業も少ない、なおかつ景気に左右されにくい製薬企業であることを考慮すれば、それだけで一般的なサラリーマンより恵まれていると言えるかもしれません。 営業職（MR）の場合、40代で700万円ほどです。ただし外資系には「給料は安いものの、退職金が大きい」という特徴があります。その点も考慮して考える必要はあるでしょう。
