田辺製薬と三菱ウェルファーマが合併してできた会社であり、循環器系などに強い印象があります。歴史の長さを感じる田辺と財閥の三菱ですので、とても印象が強い社名と言えるかもしれません。 お給料や福利厚生が充実していると答える社員さんが多い一方、やはり不祥事が多い会社というイメージもあります。そんな田辺三菱製薬はどんな製薬企業でしょうか？また、年収はどの程度でしょうか？
田辺三菱製薬とは
田辺三菱製薬は、脳神経、腎、泌尿器、脂質代謝疾患、循環器系に強く、自己免疫疾患、糖尿病・腎疾患、中枢神経系疾患の薬剤やワクチンなど、特徴ある医療用医薬品を提供し、他にもジェネリック医薬品や一般用医薬品の販売も行っています。
栄養ドリンクから目薬まで様々なアイテムを含んでいる「アスパラ」シリーズも良く知られています。
平均年齢は43.7歳で、平成25年の平均年収は872万2000円となっています。
職場環境は？
４大医薬品メーカーほどではないものの、得意とする循環器系の医薬品などを筆頭に、順当に売り上げを伸ばしています。しかし試験データの改ざんという不祥事を起こしたこともあり、ここで各医療従事者に頭を下げて回るMRの方も多かったようです。大変な思いをされたことでしょう。今後はそのようなことがないことを祈ります。 以前は「典型的な日本企業」という感じで、有給も取得しにくく、出産後の復帰も難しかったと言えます。しかし時代の流れと共に変化して行き、現在では有給や育児休暇後の復帰も広く認められるようになってきました。 そして田辺三菱製薬と言えば、やはり福利厚生が充実している点は無視できないでしょう。業界内でもトップクラスと言われています。 MRの場合、講演会への出席などで土曜日出勤をすることもあります。多い時は毎週のように土曜日が潰されるようですが、医療従事者との信頼を構築する上では仕方のないことかもしれません。
気になる年収は？
気になる年収ですが、約780万円となっています。しかし50代の社員さんたちの多くは1000万円プレイヤーであり、勤続年数が長くなるほど一般的なサラリーマンに差を付けられる会社だと思います。 そしてMRで優秀な成績を上げれば、20代後半でも年収800万円近く行くなど、やる気次第で大きく報酬が変わると考えてください。 この水準は国内の製薬企業でもトップ20に入っています。年収平均780万円でトップ20以内は少し意外な気もしますが、それだけ下は低く、上は高くに設定されている証拠です。上に行けば行くほど、皆さんが憧れる年収に近づくと考えておきましょう。
