今では考えられないことですが、昔、麻薬が合法だった時代がありました。その当時、大日本住友製薬はヒロポンというアンフェタミン系の向精神薬（麻薬）を売っていたこともあります。じつは「ヒロポン」という名称、大日本住友製薬の商標だったことはご存知でしょうか？
大日本住友製薬は住友化学の子会社で、製薬企業の規模としては中堅と言ったところです。しかし「住友」の名前に魅力を感じる方は多く、ここに転職や就職を希望される方も多いと言えます。
そんな大日本住友製薬とはどんな製薬企業でしょうか？また、気になる年収はどれくらいでしょうか？
大日本住友製薬とは
大日本住友製薬は、医薬品事業の他、食品素材・食品添加物・化学製品材料事業、動物用医薬品事業、診断薬・研究用資材事業などを展開しています。
MRは、精神神経、循環器・糖尿病、がん・感染症を営業重点領域と位置づけています。
年収は、20代で450～700万円、30代で800万円、50代（課長クラス）で1200万円くらいのようです。
MRの場合、基本給以外にもMR手当が60000円支給されます。
どんな製薬企業？
大日本住友製薬は糖尿病や心臓病の領域の医薬品に強く、日本国内の医療機関でも広く処方されています。しかし「仕事が激務である」というイメージはあまりなく、仕事はちゃんとするものの、激務を嫌がる方には好ましい環境かもしれません。
また、積極的に海外進出をしている製薬企業でもあり、売上高の海外比率が50％ほどになるほど力を入れています。したがって、「製薬企業に就職して海外でも働きたい！」という方には多くのチャンスがあると言えそうです。
さらに女性のMRが働きやすい職場でもあります。MRは転勤が多い仕事であり、出産後の女性はそれを嫌がって退職される方も多いのです。しかし、上司によると思いますが、大日本住友製薬では出産後の女性の転勤に関して融通が効きやすいという印象があります。
気になる年収は？
気になる年収ですが、平均800万円ほどです。やはり一般的なサラリーマンより高い水準ですが、内資の製薬企業としてはそれほど高いとは言えません。しかし高くないと言っても、内資の製薬企業の年収ランキングではベスト20に入ったこともあるほどです。高いとは言えなくとも、決して低いとも言えないでしょう。
そして上記の通り、あまり激務という印象がない職場環境を考慮すれば、年収800万円はむしろ高く感じるかもしれません。もちろんMRなら頑張った分だけのインセンティブもありますので、インセンティブ次第ではもっと大きな年収を手にすることも出来るでしょう。
