参天製薬と言えば目薬です。もちろん医療用の医薬品も取り扱っていますが、私たちが日常生活で参天製薬を目にする商品と言えば、やはり「サンテシリーズ」の目薬ではないでしょうか？ 社名の「参天」は「天機に参与する」に由来しており、中国の古典に出てくる言葉です。「自然の神秘を解明して人々の健康増進に貢献する」という意味であり、目薬の原料である水、そして生産工場内の空気に至るまで、徹底してクリーンな環境にこだわる会社でもあります。
参天製薬とは
参天製薬は、主に眼科向け・大衆向けの目薬、眼科薬、点眼薬などを製造・販売し、目を中心とする特定の専門分野に特化したスペシャリティ・カンパニーとして、医療用眼科薬市場国内No.1の地位を確立しています。
眼科分野に関しては社内で蓄えた学術情報やノウハウが多く、情報を求めている現場に素早くフィードバックする強固な組織力が強みとなっています。
平均年収は、平成22年は709万円となっています。
会社の雰囲気はどんな感じ？
比較的、有給は取りやすい環境だと多くの社員さんは答えています。会社の方針として有給を積極的に取得するよう推奨しているためです。しかし上司による部分が大きく、気楽に取らせてくれる上司もいれば、「会社の方針だから…」と渋々OKを出し、あとでネチネチ文句を言ってくる上司もいるそうです。 また、有給と同じく産休も取りやすい社風であるため、出産後も働きたい女性にとっては嬉しい環境ではないでしょうか？ 会社全体としては部門ごとに別会社のような印象で、各部門とも将来に不安を覚える社員は少なく、そのため離職率が低い企業でもあります。さらにMRなどの営業においては、業績によるインセンティブの割合が大きい特徴があります。 そして大阪に本社を置く企業であるだけに、会社全体が「関西のノリ」という感じです。苦手な方もおられるでしょうが、人懐っこい雰囲気はむしろ温かいと言えるのでしょうか？
お給料は？
会社全体の平均年収では700万円以上となっていますが、さすがに20代の頃から700万円台は無理です。30代大卒で業績が良ければ、600万円台に乗ると言ったところでしょうか。それでも30代で600万円台はすごい水準です。上記の通り、MRなどの営業職であればインセンティブがありますので、「売れば売るほど給料も上がる」はモチベーションアップにつながるでしょう。 さらに若手にも出世のチャンスが与えられ、「（能力にかかわらず）勤続年数が長くないと出世できない」という年功序列とは少し違う社風だと考えてください。
