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MR転職マガジン > 製薬メーカー・CSOの評判 > 日本新薬の年収・評判 – 泌尿器系や血液腫瘍領域に強みがある中堅医薬品メーカー

2016-04-12

日本新薬の年収・評判 – 泌尿器系や血液腫瘍領域に強みがある中堅医薬品メーカー


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日本新薬はMRの情報力を重視

日本新薬は、京都市南区に本社がある中堅医薬品メーカーで、泌尿器系や血液腫瘍領域に強みがあり、最近は核酸医薬品の研究開発にも注力しています。 血液がんの一種、骨髄異形成症候群の治療薬「ビダーザ®注射用100mg」や、アルコール依存症患者の断酒補助薬「レグテクト®錠333㎎」などの製品が良く知られ、現在は、肺動脈性肺高血圧症や骨髄線維症、あるいはデュシェンヌ型筋ジストロフィーのような難病・希少疾患治療薬の開発にも積極的に取り組んでいます。 医療担当者の情報入手ルートは多様化しています。 こうした時代だからこそ、MRによる情報提供が重要になってきていると同社は考えています。 日本新薬は、MRをモノを売る営業マンとは考えず、医療現場の人々と会社をつなぎ、医薬品をより優れたものに育てる医薬情報担当者と捉えています。 自社の医薬品の品質、有効性、安全性などの情報を医師や薬剤師に提供し、医療現場からは薬効、副作用などの最新情報を入手して社内の関連部門にフィードバックします。

MRの資質向上にも尽力

「ビダーザ」のような治療剤は、患者を救うことができる一方で、時には重大な副作用が伴うため、患者一人ひとりの症状に合わせた適切な情報を提供することが重要となりま。 このように責任が重い仕事ですが、医師からの信頼を得て、喜びを共有できた瞬間は、大きなやりがいを感じることができるとしています。 信頼できる医薬品の情報は、信頼できるMRにしか担うことはできないので、日本新薬は、医療担当者から信頼してもらえるMRの育成に力を入れています。 MRにとっては、日本新薬独自の製品である肺高血圧領域をはじめとした難治性疾患の治療に役立つ治療剤がある、という強みもあります。

また、血液がん、肺高血圧症領域を対象に能力試験を実施し、MRをベーシックからスペシャリティーまで3段階で評価する社内認定制度を2014年度から始め、MRの資質を高める取り組みをするなど、常に一歩進んだ試みを大切にしています。 日本新薬は、企業としては中堅ですが、製薬業界の中では急成長を続けています。 会社説明会「縁日」に象徴されるように、新卒採用活動もユニークなようです。

MRの個性を重視し、情報交換も積極的に

日本新薬は、以前は保守的とみられることもあったようですが、最近は新製品のラインナップも充実し、また他社との連携も強め、前向きな戦略を展開しています。 日本新薬のMRは、各部門間の連携を強め、さらに支店の垣根を越えて情報交換を行うこともあります。 各支店での成功例はリアルタイムで共有し、模範となる取組みはそれぞれのエリアで展開していくようにしています。 互いにアイデアを出し合い、良いことは積極的に共有し、多様な個性を受け入れて、個性に合わせて育てていくのも日本新薬の社風のようです。

また、日本新薬の平均年齢は40.9歳、平均年収は774万7000円となっています。