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MR転職マガジン > 製薬メーカー・CSOの評判 > 日本ケミファの年収・評判 – 全国に支店を持つ医薬品・検査試薬のメーカー

2016-04-12

日本ケミファの年収・評判 – 全国に支店を持つ医薬品・検査試薬のメーカー


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日本ケミファは新薬、ジェネリック医薬品ともに前向きに取り組んでいます。

日本ケミファは、東京都千代田区に本社があり、医薬品・検査試薬の製造販売を行っています。

医薬品では開発、製造、流通、販売に関わる各部門の連携により運営され、新薬は生活習慣病の一つ、高尿酸血症の治療や尿アルカリ化療法の啓発に取り組みながら、新薬の開発に取り組んでいます。

現在、新薬として自社開発した薬剤を主力品とし、アルカリ化療法剤「ウラリット-U 配合散・配合錠」、鎮痛・消炎剤「ソレトン錠」、高血圧症治療剤「カルバン錠」の3製剤を取り扱っています。

また、ジェネリック医薬品にも新薬メーカーとしていち早く取り組みを始めました。 臨床検査薬事業でも、医療機関・受診者双方のニーズに応える臨床検査機器・試薬を開発・販売し、医療のサポートを行っています。 北海道から福岡まで支店や営業所を持ち、海外でも北京に海外拠点として事務所を構えています。 社員が仕事しやすいように補助や制度、手当が充実し、転勤になってもそれに応じた手当がつきます。 女性は育児休暇や介護休暇を取りやすくなっています。 平均勤続年数は16.8年と長く、平均年齢も41.8歳とやや高めで、平均年収は684万円となっています。

ジェネリック医薬品でのMR活動を強化

日本ケミファの2010年度医療用薬売上高は241億円で、このうちGEは約180億円を占めています。 病院売上高のうち約6割がDPC(入院患者の病名や症状をもとに、手術や合併症の有無、処置の状況などに応じて、厚生労働省が定めた診断群分類ごとに決められた1日あたりの定額の医療費を基本として全体の医療費の計算を行なう方式)病院で、売上高は前期比20%増、調剤薬局も売上高は40%増で、DPC病院と調剤薬局の売り上げの伸びが顕著です。 このため、ジェネリック(GE)の営業を強化し、リーダーのMRのもとに数人のMRが配置され、互いの情報を共有したり、リーダーによるコーチングしたりするチーム制を全国に敷き、組織力を高めることでDPC病院への営業を図ります。 さらに、チェーン調剤薬局での同社のGEの推奨、医薬品卸での優先的取り扱いを求める取り組みも強化させています。

より質の高いジェネリック医薬品の開発を

日本ケミファは、ジェネリック医薬品事業については量から質への転換を図っています。 付加価値付けができる品目の開発に資源を集中させ、品目を絞って早期に開発に着手します。 フルラインよりも付加価値が高い製品をラインナップさせ、がん診療連携拠点病院を中心にDPC病院での拡大を目指そうとしています。 ただ売り上げ増を目指さず、質が大切としています。