医療現場を飛び回り、医師や薬剤師の方々と医薬品に関する情報のやり取りをする。そしてMR本人も営業担当者として自社の医薬品をプロモーションする。そんなMRの仕事ですが、一般的なサラリーマンより高収入と言われています。 ざっくりとした目安ですが、内資系の製薬企業の場合、40歳で年収が1000万円を超えるケースも珍しくありません(会社によって大きく異なります)。 医療の仕事であるため、何となく高収入なのは想像できるでしょう。しかしMRが高給取りなのには、ちゃんとした理由があるのです。
手当が多くつく
MRの仕事は、とにかく1日中、各地の病院や薬局を飛び回っています。医療関係者との情報のやり取りだけでなく、営業担当者としての側面も持っているためです。「デスクに座っているヒマもない…」という忙しい仕事だと考えてください。 そうなると、多く支給されるのが「営業手当」や「外勤手当」です。「手当がたくさん支給されて羨ましい…」と思ってしまいそうですが、それだけ支給されるということは、それだけ激務ということです。手当が多くつくのは当然だと言えるでしょう。
インセンティブを支給する企業もある
MRのモチベーションを向上させるため、売り上げ実績に応じてインセンティブを出す企業もあります。個人の売り上げに支給される場合もあれば、チームとして業務を行い、チームノルマを達成すればメンバー全員に支給する企業もあります。 MRは製薬企業にとって営業の最前線を担当する人材であるため、モチベーションを上げるだけでなく、優秀なMRが引き抜かれないよう高収入に設定しているケースが多いと言えるでしょう。
正社員ならさらに手当が出る
正社員であれば、さらに色々な手当を支給している製薬企業もあります。たとえば家族手当や住宅手当です。さらに転勤となった場合は、「支度金」として会社から一時金が支給される場合もあります。 このように、「MRはベースの給料も良いが、さらに様々な手当が付くことで高収入になっている」と考えておきましょう。