大阪に本社を置くマルホ株式会社は、設立は昭和24年ですが、創業自体は大正5年の老舗企業です。皮膚科学に特化した会社であり、また大阪の企業であることから、社内の雰囲気はとても明るいと評判です。 そんなマルホ株式会社の職場、そして年収を紹介していきます。
マルホとは
マルホは、外用薬を専門とする製薬会社で、皮膚科、整形外科を対象にしたスペシャリティファーマとして知られ、疾患用から保湿用のスキンケア製品まで、扱う医薬品の種類は多岐にわたります。
皮膚関連専門薬だけで経営を進めて来た製薬会社であり、MR活動にも力を入れています。
平均年齢は38.8歳で、平均年収は799.0万円となっています。
MRは、皮膚科に特化した領域で強みがあり、仕事のやりがいは十分です。
どんな職場なのか?
製薬企業としては中堅であるため、若いうちから様々な仕事を任せられます。したがって若い人材が経験を積むには最適な職場でしょう。大手の場合、若手も多いために有能でも埋もれてしまう可能性があるためです。 しかし一方で、皮膚科学に特化した事業であり、しかもジェネリックに押されている分野なので、そこに不安を感じる社員さんは多いようです。とくに少数の医薬品で売上の多くを占めている場合、そこにジェネリックが登場すると売り上げが大幅に落ちる可能性もあります。実際、マルホ株式会社の社員さんの中には、「これからこの会社はどうなるんだろう…」と言っておられる方もいます。 福利厚生は大手ほど充実していませんが、社員教育には非常に熱心な会社です。「入ってきた人材を育てる」という気風が、社内全体にあるようです。したがって、ベテラン社員さんの転職も良いですが、若い人がキャリアを積むために転職するのも良いと思います。 そして残業や休日出勤が少ないため、プライベートを大切にしたい方、あるいは家族がいる方には嬉しいでしょう。
気になる年収は?
気になる年収ですが、製薬会社としてはそれほど高くありません。30代MRで600万円前後、40代でも700万円前後となっています(大手なら40代MRで1000万円前後)。しかし研究職のお給料は大手の製薬メーカーと変わらない水準であり、30代で500万円前後は高い方だと思います。 製薬企業の中には、「新薬の研究には莫大なコストがかかる。したがって研究員の給料は低い」という、いまいち理解に苦しむ制度を導入しているところもあります。その点、マルホ株式会社では研究員の給料が抑え込まれることもないため、安心して働ける環境と言えます。