キリンファーマと協和発酵が合弁して生まれた企業です（キリンホールディングスの子会社）。大塚HD、エーザイ、田辺三菱製薬などの製薬企業と同等の売上高を誇っており、国内の製薬業界でも上位にいると思ってください。 そんな協和発酵キリンですが、具体的に社内の雰囲気はどうなのでしょうか？そして年収はどの程度なのでしょうか？
協和発酵キリンとは
協和発酵キリンは、医療用医薬品事業・バイオケミカル事業等を行う総合バイオメーカーで、がん、腎、免疫疾患、抗体医薬に強みがあります。
「ネスプ」などに代表されるバイオテクノロジーでは国内1位とも言われています。
「ポテリジェント技術」、「ヒト抗体産生マウス」などの抗体医薬なども他の企業を先んじています。
MRの年収は、20代で450～650万円、30代で600～1,000万円となっています。
どんな会社なのか？
複数による合弁企業の場合、やはり気になるのが「お互いのカラーの違い」です。協和発酵キリンでも若干の違いはあるようですが、「カラーの違いによる困惑は、合弁企業がスタートした当時はあったものの、今ではほとんどない」と答える社員さんがほとんどです。 基本的に土日は休みですが、MR職では週末出勤が入ることもあります（セミナーの参加など）。人によっては、毎週のように週末出勤している方もおられます。しかしこれは稀なケースで、たいていの方はちゃんと土日に休むことが出来るようです。 福利厚生もしっかりしており、ここに不満を感じる社員さんは少ないでしょう。仮にいたとしても、そのような方はどこに行っても文句を言う人だと思ってください。 リフレッシュ休暇を採用している会社であり、30歳、40歳になった時に5日間の休暇が与えられます。周りとの兼ね合いで取得するタイミングは難しいかもしれませんが、せっかく休めるチャンスなので取得しておきましょう（実際の取得率は高いそうです）。 職場の雰囲気は和気あいあいとしており、比較的、風通しの良い社風と答える社員さんが多いと言えます。
気になる年収は？
気になる年収ですが、20代は低く、30代になって仕事を覚えだすと一気にアップするという特徴があります。20代（MR）の平均で550万円、ところが30代になると800万円近くにまで跳ね上がります。もちろん30歳を境に一気に上がることはないのですが、20代は勉強と医療従事者との信頼構築、30代になったらどんどん医薬品を売っていくという制度だと考えてください。 ちなみに協和発酵キリンの給与水準は、同規模の製薬企業と比較すると高い方ではありません。しかしキリンホールディングスの後ろ盾があるので、その意味では安心感が高いと言えます。
