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MR転職マガジン > 製薬メーカー・CSOの評判 > ギリアド・サイエンシズの年収・評判 – 世界第2位の大手バイオ製薬会社

2016-03-30

ギリアド・サイエンシズの年収・評判 – 世界第2位の大手バイオ製薬会社


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ギリアド・サイエンシズは、米国を拠点とした世界第2位の大手バイオ製薬会社で、HIV、B型肝炎、C型肝炎、インフルエンザといった感染症治療のための抗ウイルス剤開発を中心に、治療薬の発見、開発・商品化を行っています。 2012年に日本法人が設立されました。

ギリアド・サイエンシズはC型肝炎治療薬「ソヴァルディ」が好調

同社の製品として、新しいC型肝炎治療薬「ソヴァルディ」でよく知られ、抗インフルエンザ薬「タミフル」も同社が開発しました。 次々とC型肝炎の治療薬の開発を進め、申請、発売される中で、同社は一歩も二歩もリードしています。 2014年にロンドンで開催された欧州肝臓学会議(EASL)の年次学術集会でも、抗HCV薬「ソフォスブビル」+「レディパスビル」の配合剤1日1回1錠による8週間の新薬療法は、治療完了から12週後、治癒の暫定的な指標になるSVRで93~95%の高い水準を記録したと報告されました。 日本法人の本格稼働後、7、8、9月で採用したMRの合計は80人で、すべてのMRが前職より100万円以上アップしたと言われています。 同社は、自社で販売まで手掛けるため独自にMRを採用しています。 こうした動きは、今後も国内外のバイオベンチャー企業で広がっていく可能性が十分あり、中途採用の求人も徐々に増えてきています。

ちなみに、MRの中途採用は、新薬MR経験、肝炎領域MRの経験者や大学病院担当、基幹病院担当経験者は優遇されるようです。

開発パイプラインもさらに増加

2015年度からは新しいジェノタイプ2型(GT-2)C型肝炎ウイルス治療薬ソフォスブビル(一般名)の上市に向け、MR総数150人の営業組織構築に着手し、日本での自社販売を始めようとしています。 ソフォスブビルは、世界初のインターフェロンフリー療法として2013年末に米国で承認され、海外治験では別の成分との配合剤による著効率は約98%と、C型肝炎の完全治癒を大きく近づけた薬剤です。 他にも、同社が主眼を置く主な領域には、HIV/AIDS、肝疾患、重篤な 呼吸器系および心血管異常、がん、炎症性疾患などが含まれ、開発パイプラインを続々と増やしています。

オンコロジー領域のMRに注目

オンコロジー領域にも今後は注力し、2015年以降はオンコロジー領域でも営業体制を確立させる計画です。 C型肝炎の時と同様、オンコロジー領域でも事業部が立ち上がれば、MRの求人も大々的に行うものと見られています。 年齢的にも、40歳半ばでもオンコロジー領域経験者なら優遇されるでしょう。 活躍次第では、日本法人の中核としてさらにキャリアアップできるようです。