カルナバイオサイエンスはキナーゼに関する技術の開発を行っています。
カルナバイオサイエンスは、日本オルガノン㈱の研究部門を母体として2003年に分離独立したバイオベンチャー企業です。 キナーゼタンパク質の製造・販売を行う創薬支援事業、さらに自社のキナーゼコア技術を用いた創薬事業などを行っています。 キナーゼに関する技術の開発を続け、独自の研究技術基盤を構築し、薬の候補化合物を効率的に生み出す強力な技術を確立しています。 同社のキナーゼ阻害薬は、アメリカのジョンソン・エンド・ジョンソン グループのヤンセン バイオテック社に導出されました。 これにより、契約一時金に加え、マイルストン支払金を段階的に受領することができ、さらに薬として発売された後は、売り上げに応じたロイヤルティを特許が切れるまで受領することができます。 このため経営が大きく安定することも期待されています。
アメリカでの最先端の情報入手も
今後的にもキナーゼ阻害薬開発を進め、前臨床段階に三つの開発パイプラインを保有し、製薬企業への導出を目指しています。 将来的には製薬大手の新薬研究開発で、キナーゼ創薬を包括的に担えるようになることを目標にしています。 自社で開発・販売の機能を持ちながら製薬企業を目指すバイオベンチャー企業が増えていますが、同社の場合、従来通りキナーゼ創薬に専念し、研究開発に特化したベンチャーとして新薬創出に集中していきます。 2016年02月には、さらに最先端の創薬技術の開発を目指すべく、同社の米国子会社CarnaBio USAが、アメリカの先進的な大学・研究機関との連携により新たに「カルナバイオ C-Labを開設しました。 これによりアメリカでの創薬および創薬技術における最先端の情報がいち早く入手できるようになるとしています。
事業開発担当者を募集
カルナバイオサイエンスは今のところMRの募集は行っていませんが、事業開発担当者の募集を行っています。 職務内容は、新規事業開発、同社創薬事業の導出、共同研究先との調整業務等となります。 英語でのコミュニケーションが可能な人で、理系大学卒業以上、創薬に関する知識があれば望ましいとしています。 MRの経験が豊富で、英語力のスキルもあれば、採用の可能性もあるかもしれません。 同社は時短勤務、育児休暇等の活用を積極的に推進し、女性にとっても大変働きやすい職場となっています。
また、気になる平均年齢は42.1歳で、平均年収は619万6000円となっています。