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2016-08-24

バイオ医薬品の現状と今後


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バイオ医薬品と、他の医薬品との違いは

バイオ医薬品とは、ヒト、動物、または微生物などの生物を用いて製造、抽出、半合成などを行い、作られた医薬品のことです。

ワクチン、血液またはその成分、アレルゲン、体細胞、遺伝子治療、組織、リコンビナントタンパク、さらに細胞治療のための生細胞も含まれます。

広義には様々な生物学的医薬品を指して言いますが、一般的に、より狭義でリコンビナントDNAを含んだバイオテクノロジーを利用して生産された医薬品を指して言います。

バイオテクノロジーで作られたタンパク質の技術は、遺伝子を組み換えたり、細胞を増殖させるなど、様々な病気の治療薬に活用されています。

バイオ医薬品の今後の見通しは

バイオ医薬品は1980年代から実用化され、腎性貧血患者に広く使用されているエリスロポエチンは、ハムスターの細胞にエリスロポエチンを作る遺伝子を組み込むなどの方法で作られています。

ほかにも、がんやC型肝炎に使用されているインターフェロンも、大腸菌などにインターフェロンを作らせる遺伝子を組み込むなどの方法で作られています。
糖尿病治療薬のインスリンや低身長症の治療薬として使用される成長ホルモンなどもバイオ医薬品です。

遺伝子治療や再生医療などバイオを応用した分野は、今後さらに広がっていくものと見られています。

バイオ医薬品は注目市場

世界の医薬品市場全体でも、バイオ医薬品が占める割合は年々高まり、バイオ医薬品の市場規模は、2013年の時点で16兆円に達し、2020年には30兆円にまで拡大するものと見られています。

これまでの化学化合物型新薬にはない新しい研究開発領域であり、注目されている分野です。
バイオ医薬品の開発に取り組み、成功している製薬会社は採用余力があり、MRの採用も積極的に行っています。