バクスターは、アメリカに本社がある医薬品、医療機器、バイオテクノロジー関連の世界的企業、バクスターの日本法人です。
医薬品、医療機器、バイオサイエンスを中心とした医療サービスを提供しています。
実力主義で、入社1年目に試験に合格し、MRとして活動し始めたばかりでも大きな施設を担当させてもらえるなど、新人にもチャンスが与えられるようです。
バクスターは新製品の開発も積極的に
米バクスターインターナショナルインクの日本法人として、慢性腎不全治療用の腹膜透析製品、サービスの提供、血友病治療用の血漿たん白製剤、遺伝子組換え型製剤の提供、さらに薬剤投与関連製品・輸液関連製品提供などを行っています。 腎不全治療の腹膜透析の分野で、世界のパイオニアとして業界をリードし、血友病治療でもリーディングカンパニーとして日々開発に注力しています。 2015年4月には、血友病A向けの遺伝子組換え血液凝固第8因子製剤アドベイトをベースにした、半減期延長型製剤「BAX855」が日本で承認申請されました。 出血時の止血管理、定期補充療法に用いられ、これまでの製剤と比べ、投与頻度を減少させる可能性がある製剤として開発されました。
MRは様々な人たちをコーディネート
同社でのMRは、同社の透析製品に関するMR活動や血友病治療薬のMR活動を行い、基幹病院、大学病院など約20施設を担当し、一日の訪問数は約3~4施設となります。 担当施設での最新の医学情報などの情報提供や、情報収集、腹膜透析療法に用いる薬や医療機器等の製品説明をはじめ、ドクターや看護師向けのセミナーの企画運営など、幅広い職務を担当し、腹膜透析の普及に取り組んで頂きます。 腹膜透析は、自宅で本人が行える透析治療なので、導入の際はドクターだけではなく看護師、臨床工学士、薬剤師、栄養士を巻き込んだチーム医療を行っていく必要があることから、様々な立場の人たちをコーディネートしていく醍醐味を味わうことができます。
新製品のパイプラインが充実
バクスターは、長く勤務する人が多く、どの人も専門的知識も深く、経験があり、医療現場との信頼関係がしっかり築かれています。 現在は血友病Aの治療薬を提供していますが、今後は血友病Bやその他の血液凝固異常症の治療薬も提供していき、さらに、バイオ技術を使った手術時の止血や創傷治癒に関するものなど、外科領域でのパイプラインも持っています。 こうしたパイプラインは、日本ではまだ上市されていないことから、今後は日本の医療現場にも提供していく予定で、こうした新製品のパイプラインが充実しているのも同社の強みとなっています。 同社の年収は、35歳で1000万円以上の人も多く、MRで入社5年目の人で、年収は800万円くらいとなっています。