アッヴィは、抗体医薬などを主力とした研究開発型バイオ医薬品企業です。
抗リウマチ薬「ヒュミラ」は全世界の製薬品売上高トップ(2012年度)となっています。
他の外資系企業と比べて離職率が低く、アットホームな社風で、日本人にとっても働きやすいという評判です。
C型肝炎領域MRの中途採用もスタートさせ、C型肝炎領域でより経験を積んでいきたい人は注目でしょう。
アッヴィは高い専門性を持ったMRを推進
アメリカの大手製薬企業、アボットラボラトリーズの新薬開発部門がAbbVie Inc.として分社独立し、日本ではアッヴィ合同会社として事業を開始しました。 同社の製品は、免疫系疾患、中枢神経系疾患、ウィルス/感染症系疾患が主流で、ブロックバスター品として良く知られたヒュミラ(ヒト型抗ヒトTNF-αモノクローナル抗体製剤)や、新生児のRSウィルス感染に対する抗RSウイルスヒト化モノクローナル抗体製剤、シナジスを中心に、日本でも医薬品シェアが高まりつつあります。 同社のMRは、主力製品の一つのヒュミラの場合でも、単にヒュミラのMRではなく、間接リュウマチ領域MR、消火器領域MR、皮膚科領域MRというように、適応疾患領域ごとに3つの事業部に分け、それぞれ高い専門性を誇る営業とマーケティングがあります。 専門MRを持っている製薬企業でも、同じ製品を3つに分けた企業は同社だけのようです。 専門MRを究極まで推し進めることにより、西ヨーロッパでヒュミラが成功し、売上高世界一位となっています。
社内公募に応募して、さらにキャリアアップも
アッヴィは人材育成にも力を入れ、研修制度を充実させています。 営業研修は、究極の専門MRという特化した組織なので、営業研修部門が自らトレーナーとして研修を行います。 また、新人には集中的に研修も行います。 今後的に競争が激しくなるC型肝炎については、肝炎治療の歴史的なところも踏まえた研修を企画準備しています。 C型肝炎の製品だけを取り扱う部門の設立も予定していますが、他の製品や領域も知らないと業務に支障がでるため、幅広く充実したトレーニングを企画しています。 同社の人事異動は半分以上が社内公募によるもので、社内公募は、上司に申告することなく応募が可能で、合格したら所属部門に拒否権はないので必ず異動することができます。 まずヒュミラで経験を積み、その後C型肝炎に移り、さらに今後立ち上がるオンコロジーや腎疾患、中枢神経領域の営業組織に興味があれば応募して異動する、というように自分でキャリアパスを描くこともできます。
女性MRも仕事を続けやすいシステムを
アッヴィのMRは、ヒュミラの場合皮膚科の医師だけだったり、シナジスなら新生児小児科の医師だけなど、担当する製品と訪問先が決まっています。 病院によっては訪問規制もあり、アポイント制に移ってきていることから、一製品または一領域だけを担当する究極の専門MRの仕事は、時間調整もしやすくなります。 女性で育児中のMRも在籍し、これから結婚・出産後もMRを継続する女性社員は増えていくとして、女性MRにとっても仕事しやすい職場です。