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2016-08-18

治験コーディネーターはどのような役割があるのでしょうか


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治験コーディネーターの仕事は

治験コーディネーターは、CRCとも言われ、治験業務の現場で全体を統括する役割を担っています。

治験業務自体は医療機関が行いますが、製薬会社から依頼されて行われるので、両方の調整を行ったり、被験者、スタッフが連携した業務を円滑に進めていくための大切な仕事となります。

また、治験のスケジュールの中で、施設を確保し、医師、薬剤師、検査技師などの治験業務を行う人達の編成・調整も大事な役割となります。

さらに、治験に必要な資料、書類の準備、得られたデータの管理やチェックなど、準備から最後のチェックまで、治験業務の全ての面で注意を払わなければいけません。

ほかにも、被験者に治験の内容をきちんと説明し、質問や疑問に答えて精神的な不安を解消し、時には精神面のサポートも行います。

こうしたことから、コミュニケーション能力や、進行状況を把握する管理能力、トラブルを未然に防ぐ判断力などが必要とされます。

治験コーディネーターになるには

治験コーディネーターになるには、特別な資格は必要ありません。しかし、実務の中で専門性が求められるので、看護師、臨床検査技師、薬剤師などの医療系資格が役立ちます。

また、病院での臨床経験など、医療系の知識や医療機関の仕組みを理解している人が重宝される傾向にあります。

治験コーディネーターを募集する側は、看護師と薬剤師を必要な資格とするところが多く、ほかに、医師や保健師を応募資格としているところもあります。

治験コーディネーターのメリットは

治験コーディネーターの場合、看護師などと比べ、夜勤や不規則なシフト、休日出勤などがなく、土日も大抵は休むことができます。

治験コーディネーターの歴史はまだ浅く、また製薬会社による治験業務のアウトソーシング化も進むことで、さらに需要は伸びていくと予想されており、新たにキャリアを積み重ねていくチャンスにも恵まれています。

治験コーディネーターを募集しているところは、看護師や薬剤師などの医療関連の資格があれば、大抵は未経験でも応募可能で、医療現場での経験がない看護師でも、スタートしやすい職業とも言えます。