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MR転職マガジン > 製薬メーカー・CSOの評判 > バイエル薬品の年収・評判 – アスピリンでよく知られる製薬会社の老舗

2016-03-31

バイエル薬品の年収・評判 – アスピリンでよく知られる製薬会社の老舗


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バイエル薬品は、ドイツに本社があるバイエルの日本法人の医薬品メーカーで、日本国内ではランキング17位の大手製薬会社となっています。

医療用医薬品事業を中心に、動物用医薬品、医療機器の開発、ヘルスケア事業も行っています。

バイエル薬品は循環器領域で強い製薬会社

バイエルは一般用医薬品として解熱鎮痛薬のアスピリンで世界的に良く知られていますが、医療用医薬品部門では循環器領域、腫瘍・血液領域、ウィメンズヘルスケア領域、眼科領域、画像診断領域に注力しています。 循環器領域ではコージネイト(血液凝固第Ⅷ因子製剤)、ゼチーア(高脂血症治療剤)、ホスレノール(高リン血症治療剤)など数多くの製品があります。 2012年には、循環器領域の疾患である虚血性脳卒中や全身性塞栓症の発症抑制に効果的な「イグザレルト(経口抗凝固薬)」を発売し、服用回数が1日1度で良く、何度も血液検査を受ける必要が無いなどの利点から、シェアは順調に拡大しています。 さらに2013年5月には投薬期間制限が解除されたこともあり、現在は同社の主力商品の一つにもなっています。

各領域で好調で、これに伴いMRも拡充

他にも、眼科領域で滲出型加齢黄斑変性治療薬の「アイリーア」、オンコロジー領域で大腸がん対象の抗がん剤「スチバーガ(一般名:レゴラフェニブ)」、婦人科領域でブロックバスター入りしている低用量ピル「ヤーズ」などの新薬があります。 特にアイリーアとスチバーガは、売り上げが急速に伸びています。 さらに肺高血圧症薬の上市も予定し、売上高も急伸していることから各領域でMRの拡充を行っています。 積極的に中途採用のMR人材も募集し、幅広く人材を求めていることも同社の社風のようです。 何より、人を大切にする企業であり、顧客、特に医薬品卸との関係はとても良好で、売上は日本で16~17位ながら医薬品卸の間で毎年実施されるアンケートでは、信頼できる企業として、常に5番以内の評価を得ています。

MRの勤務地は、希望を考慮

バイエル薬品は、仕事しやすい職場環境の構築に向けて、様々な制度を整備しています。 その一つとして、MRの配属先を決める際、希望の勤務地を聞き、できる限り希望通りの場所で勤務できるようにする「エリアオーナーシップ制」があります。 全体のMRのうち実際に希望する勤務地で働人は60%にもなっています。 希望する勤務地以外に赴任した場合でも、手当を厚くするといった対応を行っています。 このように、勤務地配属に関してMRに対する配慮が制度として確立されているのは、他の製薬会社でも見られない大きな特徴であり、魅力でもあります。

バイエルの社風や給料

社風としては、基本的に自由で、有給休暇の取得も推奨し、働きやすく休みも取りやすい雰囲気の会社です。
MRも、時間を自由にコントロールでき、製品も良いものが多いので、アピールしやすいようです。
営業のためのツールもいろいろと用意されています。
年収は30代で650~700万円のようです。