アクテリオンファーマシューティカルズ、長い社名ですが、スイスに本社を置く製薬企業です。日本にもオフィスを構えており、新薬の研究はもちろん、慈善活動にも力を入れている企業です。 外資系であるため、比較的、転職や中途採用も頻繁に行っています。どのような会社なのかを知ることで、ここでの転職を検討してはいかがでしょうか?
アクテリオンファーマシューティカルズとは
アクテリオンファーマシューティカルズは、スイスのオーファンドラッグメーカー、クテリオン(Actelion Ltd.)の100%子会社です。MR業務は、基幹病院の専門医を主な対象に、疾患に関する“啓発活動”が中心となります。
医療業界以外にも旅行代理店や不動産など、様々な業界出身のMRが活躍し、自ら関心を持って学ぶ意欲があればキャリアアップできます。年収は30代後半で500万円前後のようです。
満たされていない医療ニーズ
医薬品は何千種類もあります。ものすごい数ですが、それだけ病気の数があり、医療ニーズがあるということです。 「これだけあれば、どんな病気にも対応できるだろう!」と思ってしまいそうですが、じつはそうでもありません。製薬企業はボランティアではありません。したがって医薬品の中でもニーズの高いもの(=よく売れるもの)を優先して開発・販売する傾向にあります。 仕方ないと言えばそれまでですが、言いかえれば「満たされていない医療ニーズ」が確実にあるということです。医薬品で治療可能であるにもかかわらず、ニーズが低いために開発を進めない製薬企業が多い中、アクテリオンファーマシューティカルズでは「満たされていないニーズを埋める医薬品の研究」を前面に押し出した企業活動をしています。
慈善事業も豊富にやっている
これは「さすが外資系企業」と言えるでしょう。外資系、あるいは外国の企業には、利益を慈善事業で地域に還元するという考え方があります。 この会社もスイスに本社を置く外資系なので、やはり多くの慈善事業をやっています。たとえば震災支援活動です。これに関してはもっと国内資本の企業が率先してやるべきことですが、被災地、そして被災者の支援にも積極的に取り組んでいます。 また、子供に関する慈善事業も多くやっています。音楽コンクールを開催したり、似顔絵コンテストをやってみたりなど、「笑顔」をテーマにした事業が多いのが特徴です。 「トラクリア」と呼ばれる医薬品の国内トップシェアを誇り、この会社では様々な部門での中途採用を受け付けています。もちろんMRもあります。転職エージェントなどに相談をして、ここへの転職を考えるのも選択肢の1つだと思います。 気になる年収ですが、外資系であるため基本給は内資より安くなっています(外資はインセンティブや退職金が内資より高いため)。内資のジェネリックメーカーと変わらない程度でしょう。インセンティブによって大きく異なりますが、新卒だとせいぜい400万、20代では頑張って500万と言ったところでしょうか。