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MR転職マガジン > コラム > スイッチOTCの意味と役割は

2016-08-22

スイッチOTCの意味と役割は


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スイッチOTCで期待されるものは

スイッチOTC薬とは、病院の薬の成分を市販薬に転用したもので、これまで医師の判断でのみ使用されていたものが、薬局でも購入できるようになった薬です。

医療薬が、一般の人向けの市販薬として薬局でも購入できるように販売が許可されたもので、医療薬から市販薬にスイッチされたという意味です。

医療薬として使用が認可されている成分の中でも、実績があり、比較的副作用が少なく、安全性の高い成分が市販薬に配合されています。
これらはかぜ薬や胃腸薬のほか、水虫の薬や禁煙補助剤など、様々な種類の薬があります。
たとえば、胃腸薬のH2ブロッカーや、筋肉痛・関節痛薬のための湿布などの外用剤インドメタシン、解熱鎮痛剤成分のイブプロフェンなどで、スイッチOTC薬の効き目の本体となる配合成分として有名です。

スイッチOTCの注意点は

一般向けの薬は、効き目よりも安全性が重視されるものでしたが、スイッチOTC薬は、より効果が高い薬が対象となります。
また、軽い症状の改善だけでなく、病気の予防や生活の質の向上など、幅広い役目を果たすことが期待されています。

ただ、医療用医薬品と成分が同じなので、薬剤師による指導を受け、正しく服薬することが大切となります。

スイッチOTC薬控除とは

スイッチOTC薬控除という制度もあります。
従来の医療費控除は10万円を超える部分が対象ですが、スイッチOTC薬控除は下限が低く利用しやすい控除となっています。
特定健康診査、予防接種、定期健康診断、健康診査、がん検診のうち、いずれかひとつの健康管理が必要となるので、その点は注意が必要です。

スイッチOTC薬控除の金額は、合計額が1万2千円を超える部分の金額です。上限は8万8千円になります。
期間は、平成29年1月1日から平成33年12月31日の5年間に購入した薬が対象です。
また、自分が購入した薬だけでなく、生計を共にする親族が購入したものも対象となります。