大正製薬のSRの仕事とは
大正製薬は、ワシのマークの社章でよく知られ、一般の薬局やドラッグストアで市販される大衆薬ではエスエス製薬に次いでシェア2位を誇る製薬会社です。 大正薬品グループは、医療用医薬品を取り扱う大正富山医薬品と、一般医薬品、いわゆるOTCを取り扱う大正製薬があります。
このため、大正富山には医療用医薬品の情報担当者のMRがいて、大正製薬には逆にOTCの担当者のSRがいます。 大正製薬は、製品の大部分を、卸を通さず直販体制で薬局・薬店等に届けます。 大正製薬のSRは、薬剤師や販売スタッフにタイムリーな医薬品情報、健康関連情報を提供し、生活者、得意先、大正製薬をつなぐ大切な情報ネットワーク役を担います。 同社では約800名のSRが全国をカバーし、薬局・薬店、さらにコンビニエンスストア・スーパーマーケット等、各販売チャネルごとにきめ細かく対応し、情報提供・収集を行っています。 さらに、店舗の来客数・売上・利益向上のための販売促進提案や売り場作り、経営面でのコンサルティング等まで携わります。
大正富山医薬品のMRの仕事は
大正富山医薬品は、医療用医薬品業界初の販売・マーケティングに特化し、MRは、担当市場のトータルマネージメントを行うプロのマーケッターでもあるとしています。 大正富山医薬品は、感染症領域、炎症・免疫領域、代謝性疾患領域と三つの領域に重点をおいていますが、同社のMRは、これらの領域のスペシャリティファーマの代表者として、自社医薬品に関わる情報を医療関係者に提供するだけでなく、医師の診療のパートナーとして活躍するため、医薬品の知識の他にも、それぞれの領域に関する周辺知識など、様々な情報が求められます。 MRの活動は領域・製品別に担当を分けるのではなく全製品に携わるので、幅広いフィールドで知識を広げることができます。
チームワークを重視
また、大正富山医薬品のMR組織の最小単位は営業所で、MR全員が各営業所に所属し、その中で活動しています。 一人一人のMRは異なる医療機関を担当しますが、常に上司や同僚と連携を取りながら、地域医療の最新動向や成功事例などの有益な情報を交換し、互いにサポートし合います。 MRの評価は、個人の成績だけでなく、営業所のチームとしての評価も重視されます。 このようにチームワークを重視することも、大正富山医薬品のMRの特徴となっています。
大正製薬の年収と福利厚生
財形貯蓄制度、持株会制度、共済会制度、社宅制度など福利厚生も充実しているようです。
年収は、20代で350~550万円、30代で400~800万円のようです。