アンジェスMGは遺伝子医薬の研究開発力が強み
アンジェスMGは、大阪大学医学部助教授の森下竜一氏による研究成果を基に1999年12月発足した、遺伝子医薬の開発を行っているバイオ製薬企業です。 革新的な医薬品の実用化を目指し、遺伝子医薬などの次世代バイオ医薬に関する研究開発を中核とした事業を展開しています。 また、DNAプラスミドを用いた次世代のバイオ技術として、治療ワクチンの開発にも取り組んでいます。 2015年から第2の創業期に位置づけ、10年の長期計画として2025年ビジョンを発表し、国内で承認申請を目指すHGF遺伝子治療薬のグローバル展開や、アトピー性皮膚炎治療薬「NF‐kBデコイ」の国内販売を推進し、19年に黒字化を実現させ、25年には売上高500億円以上を目指そうとしています。
HGF遺伝子治療薬のグローバル展開を目指して
HGF遺伝子治療薬のグローバル開発を最重要プロジェクトとし、2014年10月に国際共同第Ⅲ相試験を開始して、米国から、さらに欧州・南米へと拡大させつつあります。 重症虚血肢は有効な治療法がなく、患者数20万人、約5000億円と言われる米国市場に進出して新規開拓を目指そうとしています。 これ以外にも、アトピー性皮膚炎の適応で開発中の核酸医薬「NF-κBデコイオリゴ」軟膏製剤の国内第Ⅲ相試験を2015年3月から開始し、2016年2月には国内第Ⅲ相試験が終了したと発表しました。 アンジェスMGは「2025年ビジョン」の中で「世界で認知される遺伝・治療・核酸医薬のスペシャリストとなる」ことを目指すとしています。
アンジェスMGのMRの仕事は
アンジェスMGの業務として、2008年に承認・収載された希少疾病(ムコ多糖症VI型)用医療用医薬品(商品名:ナグラザイム)に関するMR活動の他、疾患や治療法啓発のためのプログラムについて企画担当者と協力して立案し実行する、セールスマネージャーの仕事があります。 一般的な医薬品MR業務以外に、本医薬品に関わる業務全体に携わり、販売促進および管理業務を担います。 希少疾病(ムコ多糖症VI型)用医療用医薬品(商品名:ナグラザイム)のMR活動、ナグラザイムの市販後調査の実施、ムコ多糖症の疾患啓発プログラムの実施、KOL Development(専門領域:小児科、先天性代謝異常症等)、マネジャー業務(予算管理、売上管理)などが主な仕事になります。
アンジェスMGの年収と今後のビジョン
平均年収は786万円と高めで、小規模の企業なので一連の仕事を把握し、経験できます。
2015年に10年の長期計画として2025年ビジョンを発表し、国内で承認申請を目指すHGF遺伝子治療薬のグローバル展開や、アトピー性皮膚炎治療薬「NF‐kBデコイ」の国内販売を進め、19年には黒字化、25年には売上高500億円以上を目指そうとしています。